日本の伝統美 匠の作る"能勢菊炭"
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品質は生産地が重要

池田炭(能勢菊炭)が茶の湯炭として定評があるのは、池田炭を生産する大阪府池田市東方猪名川流域一帯が、クヌギの生長に適した土地で良質のクヌギ材が得やすく、また粘土質の土が特殊な池田窯をつくるのに適していたいわれています。特徴として、円形で天井が高く、かま底が前下りで、かまの上に屋根をつくらない。

良質の炭が焼けるということは
 ・技術と才能は不可欠
 ・その地域の風土をいかした窯(粘土質か否か)
 ・原木を育てる気候(皮が薄いか厚いか)
 ・土と水と地形(木が曲がらない平地か否か)
などが織り成す絶妙な組み合わせのもとに完成するもの。
□炭焼き工程□
通常炭焼きは12月〜4月頃までの秋〜春にかけて行います。
@11月末頃水を吸い上げなくなったクヌギを伐採し、山で約90cm位に切って、窯まで運搬してきます。
A窯に原木をその枝を束ねて作った柴(揚げ物)を入れます。
B薪や柴などを窯の口で焚き窯を暖めます。(8〜10時間)
C揚げ物に火が着くと通気孔を残して窯の口を閉じます。
D通気孔で火の加減をします。(2日間)
E煙突の煙が無色になると、窯の口及び煙突を完全に閉じます。
F4日間冷まします。
G窯入れから8〜10日目に窯出し作業となります。


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