１年の歳月をかけてようやく完成しました。日本の中で火器に最適の珪藻土が採掘される能登半島珠洲市の切り出し焜炉です。切出しというのは洞窟からブロック状の珪藻土を切り出してきて、職人さんが一つ一つドリルやノミなど使いかたちを造り、乾燥のあと窯で焼き上げる製法のことです。製造会社は能登半島で３社残るだけです。
当社の菊炭は非常に高火力であるとともに見た目や音など風情があり、色々な場面で手軽に使ってもらえるよう以前より専用の火器をつくりたいと考えていました。
手のひらにのるサイズ。食卓でも場所をとりません。私はなんでも炙っています。
やはり、焼き肉は最高ですね。鶏肉は特に皮がとびきりおいしくなります。ただ、油は飛び散りますのでテーブルの対策は考えて下さいね。
菊炭の移ろいを楽しんで下さい。また、音や香りなどの癒し効果も存分に味わってもらえると思います。
小さくとも実力は十分。500mlのポットを１５分くらいで沸かしました。私は妻とよく小さな土鍋で「しゃぶしゃぶ」をしています。鍋は炭火が一番と聴いてやりだしたのですが、本当になぜか美味しいのです。
今後、菊炭焜炉の愛用者皆さんと情報交換などできればと考えています。よろしくお願いします。
