日本の伝統美 匠の作る"能勢菊炭"
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炭の特性

木炭は原木と同様に、縦横に孔の多い構造(多孔体)をしています。そのため内部表面積が大きいので吸着力があり、通気性・保水性・透水性に富んでいます。
この性質によって、土壌内に炭を入れると、炭の孔に有効菌が入って微生物が繁殖し、土中に空気や水を持ち込んで健全な土壌を作ります。悪臭や水分も吸着するので、調湿・浄化・鮮度保持などの効果があります。
熱源としては、石炭や石油と異なり有効成分を出さないこと、腐らず発火しにくい安全な燃料であることがあげられます。
また、木炭には2〜3%の灰分(ミネラル)があり、これを土壌や飼料に供給することで、農作物や畜産に有効利用する事ができます。
高温で焼かれた炭はグラフィアト構造という電気を伝えやすい構造となるため、電波を遮断する建築材としても使われます。


炭の効果

湿度調節効果
木炭の無数にあいている穴(孔)には、湿度を適度に調節する働きがあります。
湿気(水分)が多いときは吸収、乾燥すると湿気を放出して、人に快適な湿度に調節します。梅雨時期には湿気を取り、冬場は暖房による部屋の結露を抑え、カビの発生を抑制します。湿度が気になる押入れや下駄箱など、とても効果的です。
最近では住宅の床下材として使うと、調湿作用と共にシロアリの被害も食い止められるとあってたいへん注目されています。

有害物質吸着&消臭効果
木炭の無数の穴(多孔質)構造は、有害物質(ホルムアルデヒド等)の吸着に優れています。 また、アンモニアや亜硝酸といった臭いの元となる分子を吸着し、消臭効果を発揮します。

天然ミネラル効果
土の中のミネラルを吸い上げ成長する樹木は、木炭になるとミネラル分が約3倍に濃縮され水に溶け易くなります。
水道水に木炭を入れれば、水道水中に含まれている残留窒素や有害物質を木炭が吸収するため、カルキの臭いが消えます。
また、木炭の中に含まれているミネラル成分が水中に溶け出すことより、美味しいミネラルウォーターに変ります。
※ただし、一定期間利用するとミネラルは使い切られ、効果は失われます。

鮮度保持効果
木炭には湿度を適度に保つ作用とともに、食物から発生する老化ホルモン(エチレンガス)を吸着する作用があり、野菜など食物の鮮度を維持する効果があります。
冷蔵庫・野菜庫(持ちが違います)米びつ・その他の食品保管に最適です。

遠赤外線効果
木炭はものを内部から暖める遠赤外線を放出します。温度が上がるほど放射量は多くなります。このため食べ物をおいしく焼くことができます。
遠赤外線は電磁波の一種で、物をあたためる効果の強い放射線です。この放射線は有機物質への吸収率がよく、遠赤外線を浴びれば体がポカポカと温まります。

マイナスイオン効果
現在の生活環境にはプラスイオンを発生させる電化製品や合成繊維、その他、自動車の排気ガスなどの汚れた空気が溢れており、全体のバランスが崩れた状態にあるといわれています。
炭には空気中にマイナスイオンを増加させる作用があり大気を正常に戻します。

電磁波遮蔽効果
日常生活のなかでも電磁波を多量に発生しているものにテレビ、蛍光灯、携帯電話、パソコン等のOA機器などがあげられ、人体への悪影響が社会問題化しています。
1000度以上の高温で均等に炭化された「備長炭」は優れた通電性・蓄電性を備えており、電磁波遮断材としてとても有効です。 注)全体を覆う(シールド化)ことにより有効。


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